
ヒーローが素敵でした。 - 粗筋は前レビュアーさんの通りですので省略させていただきます。私個人としてはノーラのデビュー作ということで期待して読んだのですがやや盛り上がりに欠ける感じがしました。ヒーローはクールで冷静沈着ですが内面に情熱を秘めていて魅力的です。それに対しヒロインはヒーローにちょっとしたことで怒ったりかんしゃくをおこしたりして…あまりヒロインの性格が理解できず感情移入ができませんでした。しかしヒロインの性格も読者の好き好きなのでやはりノーラファンには一読の価値はあると思います。
ノーラのデビュー作 - ノーラのデビュー作、Irish thoroughbredの翻訳版です。デビュー作なので、あまり期待はしていませんでしたが、予想よりはいい出来だと思います。主人公のアデリアは、幼い頃に両親を亡くし、アイルランドのおばの農場で生活をしていました。そのおばが亡くなり、農場も手放さなくてはならなくなり、アメリカにいる父の兄弟である叔父のパディの元へやってくることになります。そこはサラブレッドを育てる大農場だったのです。のちにアデリアと牧場主のトラビスとの恋愛も絡んでくるのですが、それだけではなくて、アデリアが馬の世話をしたり、競走馬が優勝するなど、アデリアの懸命さ、家族を思う気持ちがひしひしと伝わってきます。恋愛のみならず、家族をも大切にするノーラの作品は、デビュー当時からの作風なのですね。